選管の発表数字を正しいとすれば、この国の有権者の約半数が選挙に行かないらしい。
世代ごとの違いはあるものの、ここでは全体の話にする。
FaceBookの友達500人の反応にもそれは現れている。私の投稿する政治ネタに「いいね!」やコメントをくれる人はほんとうに少ない。多いところで数十人だ。
私の投稿がタイムラインに流れるたびに「うざったさ」を感じてスルーしているのだろうが、それらの反応は私の投稿でなくてもほぼ同じだろう。
自分の生活の中で「食べたもの」や「買ったもの」や「日常風景」や「犬猫の生態」にしか関心がない人が大勢。
「FaceBookではそんな政治ネタには触れないけれど選挙にはちゃんと行っている」という人も中にはきっといるだろう。
反応はするのだが、「自分が声を上げても社会は変わらない」といった無力感、疎外感、諦念に浸っているようなコメントも多い。
「戦時中に戻るのはいやだ」「子や孫を死なせたくない」などの生理的、観念的な嫌悪感や拒否反応の段階で、それ以上考えることをやめている人もたくさんいる。
さらに残念なことに、そういう各層の間で言い争いや攻撃(口撃)も起こっている。
それは為政者の思う壺であり、ほんとうの敵を隠すための策謀だ。これは沖縄問題や中韓問題でも同じ構図。
官僚がメディアを使って情報操作をしているのに気がつかず、99%の羊同士で喧嘩をしている。
国民に背を向けた現政権の政策に対して、今1人1人が声を上げなければどんどん貧富の格差が広がり、戦争に巻き込まれ、未来の生活自体が成り立たなくなる。
今のこの国はそんな瀬戸際に来ていることを、もっとしっかり自覚してほしいと思う。